40歳からの薬剤師転職日記

40歳で薬剤師に転職し、京都へ移住した日々を紹介します。薬剤師、育児、京都、研究者のお話など。

薬剤師へ転職した理由

私は40才になるまで、基礎医学の研究をしていました。某国立大学の薬学部を卒業し(当時は四年制のみ)、いくつかの大学医学部を渡り歩いて、運良く地方国立大学医学部で准教授になれました。

研究や学生教育が楽しく、また医学、医療の発展に繋がればと勤んでいましたが、下記の理由で薬剤師への転職を考えるようになったのです。

妻の今後のキャリア
妻の仕事が忙しく、今後のキャリア形成を考えると、妻のみが育児をするのが難しい。

育児
今が一番可愛く、また手がかかる時期に、育児にもっと参加したい。

親孝行
遠く離れているので、なかなか孫と会わせられない。高齢になり、大病もしているので、近くに居たい。

大学の教員は多忙なので、育児は難しい面があります。講義や実習、大学運営の業務をしつつ、研究もとなると時間がいくらあっても足りません。実際に、平日は朝7時半から夜9時くらいまで、土日も4、5時間は働いていました。
大学教員は裁量労働制なので、労働基準法外なのです。勿論、残業代などありません(笑)。
代わりに年収はそれなり(750万くらい)でした。

昨年に子供が産まれ、育児に追われて夫婦共に疲弊するようになる中、妻にキャリアアップに繋がり、私の実家である京都への転勤の話がありました。

夫婦で悩みました。喧嘩もしました。ですが、私が薬剤師に転職して育児に携わりたい、親孝行をしたいとの思いを、了承してくれました。

京都行きが決まったものの、果たして40才から未経験で薬剤師となれるのか?

薬剤師への転職活動と、実際に働く日々を書いていきます。
同じ悩みを持たれている方や共働きでの育児をされている方の参考になれば良いなぁと思います。